【ケオヤ】メスオチショータイム

余韻が少ないという先人レビュアーさんの意見は確かに、と感じるところ。
漫画って、極論明確な指標などはないから、ほぼ感覚に近いものでしか言いようはないんですが・・・それでもどこかで暗黙の了解と言うか、自然と「こうだよね」みたいな構築される流れってあると思うんですよね。

そういった物語の構成とは若干違いがあるので、そこのクセを受け止められるかで評価は大きく二分されそう。

あとは擬音、オノマトペですね。
おそらく日本語が苦手な方なのか、そこかしこで「んん？」ってなる。そこを認めてあげられるかでも、試されそう。場合によっては興奮がそがれるかもしれないので注意は必要。

それでも。

それらを踏まえたうえでも、全体を通して、とにかく絵が上手。ここは間違いない。
だるだるやゆるゆるな「だらしなボディ」全開のヒロインばかりなのに、それでもしっかりえちく感じる。これは作者さんの腕が確かである証左であると言えます。
たとえ、物語そのものに共感を得られなくても、画面に魅せられ心が昂るのです。ここだけでも見る価値は大いにあるんじゃないでしょうか。

結論。
自分が差し引いた☆１というのは、結構大きな意味を込めたマイナスでもありました。

ただ、作品数をこなすたび、ドンドンとよくなっている傾向は感じたので、今後とも続けていくなら、人気はもっともっと上がっていく期待の作家さんだと思います。

そこをこれからも楽しみに、まずはこの１冊で飽きるほどシコらせていただきたいとおもいます。